ティーポッタリーはその製造過程のほとんどがハンドメイドです。
始めにブランジャーと呼ばれる巨大なフードミキサーのような機械で、粘土と土を混ぜ合わせるところから始まります。この混ぜ合わせる作業が唯一の機械作業です。
次に型作りです。粘土はさまざまな形に作られた石膏の型へ注がれます。石膏型が粘土の湿気を徐々に吸収し、ティーポットの形になったあとに、注意深く石膏の型が開けられ取り出されます。しかしその時点ではまだそれは革製品のように柔らかく、簡単に破れる状態です。その後、表面をスポンジで拭きながら、細部をチェックします。この段階で型が不完全なものは取り除かれ、完全な物だけ最初の火入れである素焼きのために窯に送られます。
その次は絵付けで、熟練の職人によって一つ一つ丁寧に色を塗られた後に釉薬がかけられ、2度目の火入れに送られます。最後に金とプラチナの装飾が行われます。手で彩色が施されたあと、3度目の火入れをし完成となります。 |